#07 どうしたらツーリストシップを磨ける?

どうしたらツーリストシップを磨けますか?

Cちゃん

転んだ後の杖

これはもう、綺麗な直球ですね。

ストレートって、わかりやすいから、

凄さがそのまま伝わってきます。


短文って、威力ありますよね。

余計なものがない。

純度が説得力につながっていく感じ。



だから私も、

シンプルに答えようとしますが、

この問いはとっても本質的なので、

答える方も焦るわけです…。




この直球の問いに、

大人の社会にまみれたおじさんが、

当たり障りなく応えるとしたら、



「それはね、常に人のことを想って

 良いことを積み重ねるんだよ」



これ、きっと満点です。

もちろん、嫌味です。




人によって求める頂上が違うので、

正確には(そしてちょっと嫌味に聞こえますが)、

あなたが求めるものが何か、それによる、

という感じかもしれません。



しかし私は、本質的には、

きっと《どうしたら》に応える解は存在しないのでしょうし、

意識せずに暮らしてきた私のようなおじさんからは、

この先を生きる子どもたちに対して、

まっとうな答えは用意できない、

(できたのなら既に、そういう社会が既にあるはずだから)、


…という、

この現実に向き合うことがまず一歩ではと、思うのです。



だから、

どうしたら磨けるか、の答えは、

おじさんたちが、

今までしてこなかったこと、

大切にできなかったこと、

世の中になかったこと、

おじさんたちが放ってきたこと、

そこに磨くべきもののヒントがある。



おじさんたちは、今日まで、

「これが社会だ」

「これが大事だ」という、

色んな思い込みを背負って、

生きてきたと思ってるんだ(急に関東弁)。



その思い込みは、

未来から見れば、

学びや反省という点では活用できますが、

残念ながら、未来の解としては、弱弱しいんだ。




…え、ネガティブに聞こえますか?

違うんです、

実はこれ結構、前向きな話なんですよ(笑)。




つまり、過去に積み上げたものの延長線上に、

皆さんの未来を置かないということは、

今までにない新しいもの、

新しいツップを《皆さんが創れる》ということなんです。



おじさんは過去の武勇伝が大好きです。

俺が若いころはなぁ、ヒッ…と頬を赤らめて、

ジョッキを片手に語ることが大好きです。



それはそれで、良しとしましょう。



でも、その武勇伝には、回答はありません。

全て環境も時代も違う、過去の話だからですね。



むしろどこに回答があるかと言えば、


おじさんたちが、

「それは無理だよ」「違うよ」と、

いい顔をしなくなるような内容が大事です。



だからね、つまりね、

「どうしたらツップが磨けますか」の回答はね、

おじさんが答えた内容の、逆をすればいいんだよ(笑)。



え、だったら、

さっき書いていた答えの一つ。



「それはね、常に人のことを想って

 良いことを積み重ねるんだよ」



この逆ってまさか。。。



「それはね、たまに人のことを忘れて、

 悪いことを急に始めればいいんだよ」



そんなことはないですね、

こんなことしたら、

社会は終わりますね。



そういう逆ではなく、


「それはね、おじさんが出した答えを答えと思わずに、

 あなたが《これからはこれが大事だ》と、

 あなたが観たものに、

 ストレートに感じたままに、行動をとればいいんだよ」


そう、 《どうしたら》という、

転ばぬ先の杖はいらないんです。

転んだ後の杖に、未来の答えがあるんです。



わたしはそう、思っています。




…しかもこの答えさえも、

おじさんが出したという矛盾と、


直球のボールに、

直球で返せてない儚さと、


やっぱりおじさんは、

この写真と「Cちゃん」というペンネームを見ただけで、


あ、子どもの質問なんだなと、

思い込んで書き続けている悲しい現実に、


わたしは、出逢ったのでした。



でも、だからこそ、

未来は明るいんだろうとも、

思うのでした。