#06 スーパーで商品を丁寧に扱うこともツーリストシップ?
お話聞いてたら、スーパーでの買い物で、商品を丁寧に扱うことも、ツーリストシップかなと思うんだけど… 少し遠いかな?
Aママさん
日常に佇む、ツップ
いいえ、決して遠くは、ありませんよ。 スーパーに鎮座する素敵な商品たちは、 ここに来るまで相当な旅をしてきたはずです。 そんな長旅を潜り抜けてきた商品もまた、 どこぞのコンテナか、はたまたパレットの下で、 ツーリストシップを体感していてもおかしくはないですね。 ...おっと。急に失礼しました。 どこぞのラジオ番組じゃないんですから、 「では今日のお便りから」みたいな感じで、 妙なテンションで始めちゃいましたが、 こういうテイストを楽しんでしまいました。 商品を丁寧に扱うことが、 ツップに最も近づく瞬間であることは、 何ら疑う余地がありません。 それは、目に見えない方々を想像することだから、 この先にいるであろう人の体温を感じることだからだと、 思っています。 ツップの精神は、 住む人、訪れる人、案内する人、 それぞれの方々が、きっとこれが大事だと、 相手の想いや立場に立つことからすべては始まります。 いわば、一人称の都合を超えて、 相手の、そしてその先にいる方々の、表情や呼吸を想像すること。 アクションの大小と、 ツップの大小とは、 決して比例しない。 小さなアクションであっても、 その想像の温かさ、想いたるや、 スケールを超えていくことだって、ある。 棚に並ぶ新鮮な野菜たち、 それを手に取る私たちが想像する、 誰かを想い、誰かのためにと、心に浮かぶ色んな表情や呼吸を感じて、 だからこそ大切に大切に扱う、この先誰が手にとっても気持ちよく選べるような、 そんな素敵な想像を巡らして、 ここまでたどり着いてきた商品の旅路にも、 想いを寄せる、...けれどただやることはシンプルに、 「商品を丁寧に扱う」 純度100%、 まさにこれこそツップの精神と言わずして、 何と言わせようか、である。 このお便り(もうお便りになってしまった)が、 日常に確かに存在する、大切なツップに気づかせてくれました。 きっとツップとは、 凄いこととか、崇高な事である前に、 もっともっと、足元や手元にあるものなんですね。 また、お便り、お待ちしてます! では、ここで、 そんなあなたに、素敵な一曲を(しつこいぞワタシ)。